5月は どっちつかずの陽気
アイスクリーム買ってあげるよ
走りがちな 鼓動に合わせて
歌おうぜ 真夏を夢見て
眠るまえ ベッドサイド
魔法をかけたコーラで
いい夢きっと見られるさ
たぶん 明日もなんとかやる
繰り返し思うわ 音楽に夢中さ
音楽の虜さ 僕らの恋を乗せていけ
傘のない雨の日 風邪をひかぬように
おいでよ 暖めてあげるから
Sundae may club
ロックンロール
作詞・作曲:浦小雪 編曲:Sundae May Club
目が覚めたら 魔法は解けて消えていたわ
ただ胸と喉の奥に なにかが燃えている
去りし歌よ あなたはまだ そこにいて
涼しい風は憧れの遠い街から
いてもたってもいられん夜は
ロックンロールに全部預けて
あの日を思い出す あの日を思い出すのさ
ああ 胸のざわめき なにか思い出せそうだ
騒がしい頭のなかで鳴り止まない
ああ 明日はどうだ なにか掴めるか
息を吸って吐くだけさ それが難しくても
金がなけりゃ 夢見ることもできないのさ
ただみじめなまま 他人に声を預けている
去りし歌よ はじめから全部分かってた
そんな嘘でしか心を守れないなら
子どもの頃 ときめいた朝やけ
東の空に金星 走りつづけるのさ なにも掴めなくっても
ああ 確かなものは この震えだけなんだ
生きている あの声が聞こえている
ああ 今夜はどうか あんな酷い夢なんか
ああ 胸のざわめき なにか思い出せそうだ
騒がしい 頭の中で鳴り止まない
ああ 明日はどうだ 何も分からなくたって
息を吸って吐くだけだ 苦しくても
君の家に着くまでに死んでしまったらどうしよう 曲がった道をいく 雨上がりは不安定な呼吸
オレンジ色 夕暮れは 連れ去られそうな長い影
忘れたくないな 胸が苦しくなる 帰り道は長い
ぎらついた光のなかで溺れるように進んでいく たった今 生まれたハミングもきっと
次の瞬間に消えてしまうから
魔法のような日々 一瞬目が合って通り過ぎていくような 楽しい方がいい 辛いことぜんぶ音楽に変えて眠ってしまおうぜ
ざわめきが響く嵐の朝 サンダルはちぎれてボロボロさ たまには歌おうよ流行りの歌でも
幸せは自分で決めるもの
魔法のような日々 まっすぐに駆け抜ける
今をとらえて 確かめあいながら 生きていようよ 朝日が君の髪の毛を撫でるから 泣きそうになるよ
外に出なよ 湿った部屋をほっといて
溜まったごみを捨てにゆこう
知らぬ間にもうコートはいらないよ
花びらの雨 髪にまとわりついて
風に向かって歩く
きみは春に取り乱して 歌う歌う
なにも知らないままで
きみは春に取り乱して 走る走る
汗が鬱陶しいわ
ベッドの上で置物みたいに 日が落ちるのを待っている
知らない歌で体を揺らして 台所に落ちる光
喧嘩したなら散歩をしよう ブルーライトにやられちゃう前に
「君らしいね」と誰かが歌う
ひとりでいたい ほっといてくれない
その怒りは何度も何度も聞いた声
ついになくしてしまったけれど
きみは春に取り乱して 飛んで飛んで消えていく なにも言わずに消えていく
きみは春に取り乱して 歌う 歌う
美しいまま 影を残して
POOL
作詞・作曲:浦小雪 編曲:Sundae May Club
おかしいかな ちょっと色が変わったよう
天罰を待ってる 悪い予感ばかりだ
僕の青春はなんだ 毎日を食いつぶしながら
上ばかり見てずっと地表にいるよ
退屈に殺される春はもう 手の中にはないが
走る水色のなかに 答えはあった あったはずだった
風は遠くはやく 季節をさらっていくだけ
天気予報は外れた 走ることも諦めた
肩透かしを食らっては 昨日の努力を呪う
退屈しのぎでもいい 必要だって言ってほしい
汗が落ちるより早く 全部思い出して 思い出してくれ
風邪みたいな空に 褪せた窓の外
怖いものだらけで 昼間の月を眺めている
泳いでいる